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プロローグ:カメラとは

カメラとは
今僕の目の前にパソコンがありますが、僕は「パソコンに当たって跳ね返った光」を目で捉えているのです。その証拠に光がない真っ暗闇では、誰にもなにも見えませんよね?それと同じことがフィルムにも言えます。
フィルムは光を映像として記録できますが、とても敏感なものなので、いい加減な光の当て方をすると明るすぎたり暗すぎたりしてまともに映像になってくれません。

カメラとは、光に対して敏感なフィルムを光から保護し、レンズを通して入ってくる光の量や当てる時間を調節して、最適な量をフィルムに当てるための機械なのです。

今時のカメラはレンズから入ってくる光をセンサーで計ってちょうどいい明るさに調節して写してくれますが、ただそれだけのものです。最新式のカメラでも古いカメラでも初心者用でもプロ用でもそれは同じです。何を撮るか、構図をどうするかなどはカメラを扱う人間が決めることで、最新式のプロ用カメラだからといっていい写真は撮れません。


キャノン最上級フィルム一眼レフカメラ EOS-1V

 

レンズとは
撮影したい風景や物体をフィルムに最適に写せるように、何枚ものレンズで映像を調整し、ピントを合わせる機能を持った円筒形のものです。
一眼レフカメラのレンズは交換式なので、人間の視野に近い範囲を撮影できる標準レンズや一度に広い範囲を撮影できる広角レンズ、遠くのものを拡大して撮影できる望遠レンズなどに交換することができます。


キャノン EF50mm F1.4 USM
代表的な高性能標準レンズ

 

フィルムとは
受けた光を映像として記録するものです。光に対して非常〜に敏感なので、パトローネと呼ばれる遮光ケースに入っています。ケースから引き出すと引き出した部分があっと言う間に感光して使い物にならなくなってしまいます。
カメラに入れて撮影(記録)し終えたフィルムは様々な薬品を使って「現像」という処理をします。そうすることでフィルムに記録した映像を写真として印画紙にプリントできるようになったり、フィルムを光に当てても大丈夫になります。

ネガフィルム:一般的に流通しているフィルムです。現像処理すると赤茶色の明暗が反転したフィルムが出来上がるので、プリントして鑑賞します。撮影した映像が多少明るすぎたり暗すぎたりしてもプリントする時に写真屋さんで修正できます。今時のお店では1時間以内で現像・プリントができます。

ポジ(リバーサル)フィルム:スライド映写機や印刷物の入稿などに使うフィルムで、プロはほとんどこちらを使うようです。デリケートなフィルムなので、通常はカメラ専門店にしか置いていません。現像したフィルムを光にかざすと、撮影した映像がそのままカラーで見られます。撮影時の明るすぎや暗すぎに対する許容範囲が非常に狭く、撮影技術を要します。現像は特殊な機材がいるので、カメラ店で現像受付けして専門工場で現像するから日数もかかります。プリントも値段が高いので、通常は現像だけしてフィルムを見てからどれをプリントするか選びます。


フジフィルム スペリア100 ネガフィルム

 

デジタルカメラとは
カメラとしての使い方はフィルムカメラと同じです。ただフィルムの代わりにCCD(シーシーディー)やCMOS(シーモス)と言った撮像素子を使って映像を受け、それをコンパクトフラッシュやSDカードなどのメモリーカードに記録します。薬品を使った現像処理を必要としないため、撮ったその場ですぐ画像を見られます。


キャノン最上級デジタル一眼レフカメラ EOS-1Ds MarkII
本体背面に液晶画面があるくらいで、パッと見はフィルムの一眼レフカメラと見分けはつかない。

 

 

 

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